ギャラリーびー玉の展覧会


by bi-damas

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春の訪れ

待ちに待った春の訪れ・・・なのに、なんて重い毎日なのでしょう。ギャラリーに訪れる人はみな、一様に不安な気持ちを口にします。遠く、長野や富山から作家さんが来られると、何時にもまして、再会できたことと、作品の無事を感謝しました。さあ、やっぱりギャラリーは笑顔の場所でないと。小さな虫たちの命が輝く、「ファーブル展」の始まりです。
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Samの時計のパーツでできた虫たち。なんだか「ジジジ・・・」と聴こえてくるのは、わたしだけでしょうか?時を刻む虫たちに、しばし見とれます。
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ちょうちょ好きな粟津謙太郎の「蛇の目蝶」エッチングの線の束は力強いです。白木原麻紀のとんぼはシルクスクリーン。右は銅版画をシルクスクリーンで、和紙にすった作品です。
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仲田イサ代の「ちょうちょ姫と天道虫の王様」わずか4センチくらいの虫ですが、いつもの5倍くらい幸せな気分になります。
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ユーモラスな虫たちは、杉本あかりの銅版画。蔵書票です。右にささっているのが、山口紀子のキノコピン。
ピンは80個ありました。皆さん、帽子掛けにするとか、ケーキに飾りつける、とか、いろんな使用方法を考えてニンマリ。わたしは、紙テープをかけるのに、使おう!と即決まり。
杉本あかりの「そらふね」と言う作品は、今回特に心をつかまれました。
葉っぱの船に小さな種が3粒乗って、風に吹かれて、飛んでいます。3粒はなんだか不安そうな表情なのですが、飛んで行く先できっと新しい芽吹きがありそうです。旅立ちは誰だって不安。でも、次のステージに旅立つ日がくるのは、きっと「また新しい芽が出せるから」。
そう、いつもにこにこ微笑むあかりちゃんですが、作品からは強いメッツセージを感じました。
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by bi-damas | 2011-03-28 11:12

至福の時間

びー玉コレクション「小さな版画展」、、、つまりびー玉が8年間の間に集めた版画作品の数々を展示しました。
一番記憶に新しい高浦とみ子の作品
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そして8年前、YONIとスージェの二人展。そのときの作品です。YONIは二人目の子供が出来てまもないとき、腐食液がつかえないので、ドライポイントのみ。慣れない北京での生活ぶりがうかがえます。黄砂とぶ、北京の街。YONIもスージェも天才だと思います。
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パリでお世話になったラウルの作品。この人のドライポイントも凄い。風刺の効いた表現も、脳みそに突き刺さるようです。右はバーナード・ザロン。ニューヨークの売れっ子版画家です。なんとエディションは150分の、、、です。線だけの勝負!一見漫画チックですが、どうしてどうして、スケールを感じる空間のひろがりはすごい。ユーモアのセンスもすごく好きです。
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最後にやはり、わが師粟津謙太郎氏に触れなければ、、、。27年前、とあるギャラリーで氏の作品を見てから、ノックアウトされました!以来、氏のアトリエの門戸を叩いて、版画の道に入りました。この色の束、軽やかな線、重厚な黒。すべてが奏でる音が聴こえてきます。
好きな作品を並べてすごした10日間は至福の時間でした。
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by bi-damas | 2011-03-01 01:33