ギャラリーびー玉の展覧会


by bi-damas

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わくわく、どきどき

「覗く」という言葉は、妖しい、うしろめたい。だけど、好奇心旺盛なわれわれは、日常生活の中で、いつだって「覗いたり、覗かれたり」しているに違いない。好奇心は満たされ、また新たな疑問や追求心に捕らわれて、次は「凝視」「観察」になるのかもしれない。
さて、黒い円形のマットに絵がおさまっているのは旗谷吉員の作品。
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眼球がこちらをみつめている。精緻で情熱的な螺旋の迷宮は、ミズタニカエコのペン画。
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なめらかなお尻と足、ストッキングの光沢に酔う、写真の山本学。
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最後にnamigeの革のヴィーナス。大胆にカットされた手足。なぜか出っ歯のクチビルや、生足ネックレス(しかもお尻にうさぎがひそむ)ばらばらのあらゆる肢体、謎めいた関節くねくね人形たち。d0149342_16244441.jpg
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by bi-damas | 2010-11-22 16:34

岡田佳子の個展にて

岡田はもんもんと苦しみながら描いたという。描いても描いても、描いても描いても「これではない、なにか」と思い、食べれず、眠れず、もがいていたそうだ。
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ほとんどが自画像であるという。「奮闘」と言うタイトルがついた連作。産み出しているのは「無精卵」結実されなかったあのことやこのこと。
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画材を日本画の絵具にかえた。青が冴える。細かに描かれた髪の毛。生まれたばかりのヒナのようだ。
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岡田の個展は今回で2回目。間にドイツでのグループ展をはさんでいるが、さらに変化を見せた意欲的な作品群になっていた。
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岡田佳子は会期中ほぼ毎日やってきた。1日をギャラリーですごす。ドイツでの写真を見たり、本を読んだり、好きな音楽を聴いたり。びー玉にずっと前から住み着いているみたいに、ちょこんと座って、お菓子を食べたり、友達としゃべったり、絵画通の人の質問にもしっかりと答えている。苦しんで描いた、というのが嘘のようなおだやかな表情である。岡田には不思議な魅力がある。周りのものはつい、力を抜いて、本音を吐いてしまう。親子ほど年が離れているのに、いささかパンチのきいたガールズトークをして、幸福な時間を過せたように思う。
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by bi-damas | 2010-11-16 02:24