ギャラリーびー玉の展覧会


by bi-damas

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ごいっしょに

旅の好きな人と会うと、ついつい話が弾みます。以前はよく、旅から帰ってきた人がいれば、話と写真を「肴」に集まって飲んだものです。不景気なきょーび、時間とお金のかかる「旅」はなかなかできませんが、びー玉では「旅日記」をテーマに作品を展示しています。
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ノブコ・ウエダさんは3年前ポーランドを訪れたときの旅日記から、コラージュ作品。旅で食べたもののスケッチ、美術館のチケット、ファッション誌からの切り抜きなどをコラージュしたカラフルなものと、アウシュビッツで撮られた写真によるモノクロームをメインにした作品とが格子に並びます。「アバカノビッチからボイスまで、歴史の重みを感じた」とノブコさん。
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谷良夫さんの作品は、牛乳パックによる紙版画。バードウォッチングに出かけること以外は、谷さんの旅はいつも本、図鑑の中です。好きなシェイクスピアと、好きな鯨、顕微鏡で見たミジンコ、猫、酒、モロッコのどこかのカフェでチャイを飲む谷さん、いろんなものが曼荼羅になって迫ってきます。

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石田元さんは6年前に訪れた西アフリカでのスケッチ。特にドゴン村でのスケッチには、そのときの石田さんの驚きや戸惑いや、感動がじかに伝わってきます。いくつものイメージの繰り返し、繰り返しに今の石田さんの作風の原点を見たような気がしました。
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家次久仁子さんはフェルトにちくちくしたポストカードサイズの半分くらいのが「旅日記」。こんな小さいのに、旅で食べたもの、買ったもの、出会った人がすっきり整理されていて、ものすごくシンプルです、写真、イラスト、地図のたぐいはほとんどありません。それでも、その旅が彼女にとって「かけがえのないもの」であることがずしりと伝わります。
他、伊賀上野でのNAG君のミステリーな体験や、ご主人の転勤で世界中をまわってきた斎藤令子さんのスケッチブック、国内の蔵のある街、洋館、古い家屋を板目木版で仕上げた隅野尚人さんの作品、そして上山榮子は15年ほど前、5年にわたって回ったフランスの田舎の教会、ワイン蔵、美術館巡りの旅日記を公開しています。
さあ、みなさんもごいっしょに「びー玉というどこでもドア」を使って旅にでませんか?
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by bi-damas | 2009-10-25 10:19