ギャラリーびー玉の展覧会


by bi-damas

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花によせて

花札は四季折々の花がテーマです。1月は松、2月は梅。3月は桜・・・。そこで上山榮子は、花それぞれの性格に今様女性をなぞってみました。2月の梅子ちゃんは図書館ではたらく、本の大好きな女の子。5月さつきちゃんは、しゅっとした長身の高校生。陸上部のマドンナです。・・・といった具合。
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粟野秀一は、4こま漫画にみたてました。坊主(薄)の札の赤がなにやら意味深な1枚目。4枚目はあえて荒涼とした山がぽつんと。この寂しい感じ、これぞ薄の札ですよね。
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河田潤一は今回は版画作品でしたが、いつもはライブペインティングで活躍されています。壁面いっぱいに、動物、怪獣、骸骨や悪魔や、さながらハロウィーンパーティです。小さな版画の中にもさまざまな生き物が見え隠れして楽しい作品になりました。
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ゲーム世代には花札はなじみがないものかもしれませんが、わたしは花札カードをみるたび、日本人の美意識を感じます。俳句や川柳も、切り詰められた制約の中で、自然や出来事を通して、普遍のこころを読みますが、とても心惹かれてしまいます。今回花札作品を作るにあたって、そこらへんのところをこだわってみました。今様女の子を描きながら、そこにある愛のかたち、恋の幻想、憧れや畏れ、哀しみはきっと、昔も今もかわらないのかも。なんて・・・。
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by bi-damas | 2008-11-15 10:29

篆刻のワークショップ

花札開催中に篆刻のワークショップを開催しました。
日本画、書、版画には自分の名前の印がかかせませんが、わたしも、10年前に中国の篆刻家から「榮」の字を刻んだ印を買いました。そのご、もらったりして3,4個をもっていますが、自分でデザインした印がほしいな~と思っていました。
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今回は1.2角の自分の名前の印をふたつ作る、というワークです。先生お手製の台を左手でつかみ、右手に彫刻刀をにぎります。台中央には1.2角の穴があり、そこに、すっぽり石を入れて固定するわけです。彫っている間はみな無言ですが、ためし刷りをするたび、「おお!」「わあ!」と歓声
があがります。
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今回は2時間ほどでしたが、どんなややこしい画数の多い名前もちゃんと完成できました。講師の吉原米子さんは雪の結晶からバーコードまでいろんな篆刻作品を作っておられますが、カードマニアでもあり、今回花札展にちなんでめずらしいカードを見せていただきました。花札は、トランプの変形ですが、うんすんカルタ(一組15枚)、いろはカルタなど、花札兄弟が勢ぞろい。
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by bi-damas | 2008-11-14 11:21

花札展

すっかり季節が変わりましたね。ついこの前までは「暑い~!」と言っていたのに。
さて、花札展が始まりました。11月の札は「アメ」、つまり柳なんですね。秋なのに、柳なんてこれいかに!?しかも柳の下に小野道風てのが「謎」ですねえ。実はわたし、二十年前に花札同好会にはいってまして、花札については研究を重ねているのであります。11月の札の謎について知りたい方はぜひ、びー玉に足をお運びくださいね。
さて、柳と松をテーマにしたのが富永敦子
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「猪鹿蝶」をテーマにしたのが、石田元。あふれんばかりの布、炸裂する色、ビートを刻むように並ぶ布片を見ていると、なんだか楽しくなります。
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今回は中崎町にある花音さんとの合同展でした。花音オーナーの小橋貞のTシャツ。
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ほかにも、粟野秀一、上山榮子、河田潤一など。展示は今週土曜までです。小さなはずの「花札」がみごとなまでに大きく、鮮やかな、元気がでる花札展です。
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by bi-damas | 2008-11-12 10:26