ギャラリーびー玉の展覧会


by bi-damas

ひろみさんのワイン

2月11日雨の降る中を天音堂さんに急ぐ。
きょうはひろみさんの「抱っこパリ」の展覧会のオープニング。d0149342_10293632.jpg
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ボルドーのワインのラベルに版画作品が使われることになった、というニュースを聞いたのが昨年11月ごろのこと。そのワインがとうとう、ひろみさんのところに。
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まずは乾杯!ワインは赤のポムロール。手摘みのぶどうだけを使った、05年のビンテージもの。素直なすっきりした味。品があるのに、ふくよかで、むむ、これはひろみさんそのもの!?
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ワインのラベルに描かれたのは、ひろみさんの娘さんの天音ちゃんだ。大きく手をひろげて、パリの街、橋も、そこに住む人もまるごと「抱っこ」している。この絵を描いたときのことをひろみさんに聞くと、「個展のためパリに行ったとき、天音もいっしょにパリに来ている、と思ったの。すごく軽いタッチで単色で描いたので、大阪で出品したときはとても安い値段だったのよ」それが、ワイン蔵の「メゾン・マリエス・ビエラ」のオーナーの目にとまった。
ひろみさんは、メゾチント、一版多色などを使い、かなりヘビーなタッチのものがメインで、自信作の何点かも候補に出したのに、選ばれたのは「抱っこパリ」の作品。ワインの味を知って改めて、このラベルに描かれたものとの共通性に驚く。天音ちゃんが逝って、10年。ワインが熟するするのに5年。渋く、すっぱく、甘く、苦く、混沌としたものが、みごとに「おいしい、やさしい」味に熟した。
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by bi-damas | 2010-02-12 10:59